2015-09-06
YAPC::Asia Tokyo 2015 の感想とか
YAPC が終わると夏の終わりなのでしょうか。去年も「パーカーとかこの時期ありえんでしょ？」って思っていたのに、YAPC が終わったら急に秋になった感じだったし、今年は真夏だからそんなことないだろう、って思ってたのに、YAPC が終わると秋っぽい天気になりましたね。(今日は比較的暑いけど…)
と、いうわけで、YAPC::Asia Tokyo 2015 の感想っぽい話です。
始まる前の話、あるいは僕とここ 2〜3年くらいの YAPC::Asia について
僕は、なんやかんや10年くらいエンジニアをやっているのですが、自分の事は一般人だと思っています。「一般人」、というのは世界を変えるようなプロダクトを作る、とかコミュニティの流れを変える、とか、コミュニティを作る、とか、そういう事ができない、という意味です。
一方、Perlの界隈では、blog 読んでくれたりする人とか(とてもありがたい事に)結構いるみたいで、「知ってる人は知ってる」くらいの存在になっていたみたいです。たとえば、「Perl ミルキィホームズ」でググると、僕のはてブと僕の blog が引っかかる程度にはなっているみたいだしね。。。
YAPC の話に戻すと、僕は2011年と2012年に YAPC::Asia で発表する機会をいただきました。
初回は満員御礼だったし、2回目は宮川さんとか弾さんとか信じられないレベルの裏番組だったのに、一応ちゃんと集客して、一般人なりに結構頑張ったんだぞ、まじで。
まー僕の頑張りとかは割とどうでもよくて、きっと幸運と沢山の人の好意に恵まれたんだな、と思っていて、わりと本気で感謝しています。あと、この頃は Perl の話がほとんどだったので、「僕レベルでもなんとかなるんじゃね？」って思える空気感がありました。
んで、それを踏まえて、ここ最近の YAPC を見ていくと、Perl からどんどん離れていて、Perl のトークがどんどん減っていて、「それってどうなのよ」、ってずっと思っていました。Perl Monger の関心が Perl だけじゃないってのは分かっていて、実際に僕もそれは否定しないし僕自身もそういうところあるのだけれど。
でもね、だけどね…
去年はあずまさんと連名で応募したけど落選だったし、今年はなんかハナから完全に無理っぽい感じだったので応募しませんでした。(応募したくてもネタが無いってのもあったけど)
さっきも書いたけれど、僕は「Perl とミルキィホームズ」だったら国内屈指(?)のコンテンツ力で、まぁ Perl だけなら、(コンテンツ力じゃなくて、技術力でも)まーそこそこかな、って自分自身の事は思っています。でも、Perl だけでも結構広い世界なのに、「エンジニア一般」みたいな世界になってしまったら、僕だと本当に一般人以外の何物でもなくて…
最近の YAPC は、「Perl のお祭りからエンジニアのお祭りへ」みたいな空気感を感じていて、それはそれで悪くないと思います。実際とても楽しかったし。でも、(元)スピーカーとしての立場だと、Perl の話で勝負するのは本当に厳しくて、かつて一般人の僕でも喋れる可能性があった YAPC はどこかへ行ってしまったのだな、と思うとちょっとだけ悲しかったです。
始まる前の話、あるいは僕の会社と今年の YAPC::Asia について
Perl のお祭りから、エンジニアのお祭りになって、規模が大きくなったのはいい面もあって、今年は僕の会社もスポンサーとして CM を出したりしてました。CM 自体もそのうち Youtube かどっかで公開されると思いますが、メイキングだけでも結構面白いので、見てない人はとりあえず見てみて！
今年は弊社の開発エンジニアはほとんど全員参加していて、これって多分今のレベルの大きなお祭りになったからできた事で、それはとても良かったな、と思います。
当日の話、というかメインコンテンツのはずのもの
見てきたのはこの辺のやつ。
1日目
- 世界展開する大規模ウェブサービスのデプロイを支える技術
- どうしてもPerlでドローンを飛ばしたい人のためのハードウェアハック概論
- Perlで学ぼう！文系プログラマのための、知識ゼロからのデータ構造と計算量
- うっかりをなくす技術
2日目
2日目は床座りしてたら、腰痛ひどくて辛くなってきてたので、後半はまかまかさんのブースで Parumonやって遊んでたりしてました。Parumon (無駄に?)めっちゃよくできていて、すごく面白かった。
なんか疲れてきたので、見てきたやつの個別の感想は書かないけど、Perl と関係無い話は僕自身の問題意識と近いところを話していてとても興味深かったし、Perl の話はやっぱり面白くって、ベストトークも今年は Perl が取ったし、ダメもとで応募してみても良かったのかなぁ、いやいや、あの倍率を抜けてるから面白いやつしか残ってないんだよなぁ、とかそういう事を思ったりしました。
まとめ
今年も本当に楽しかったです。これでおしまい、っていうのが本当に悲しいです。小規模とか、ちょっと違う形でもいいから、何らかの形で続いて欲しいなぁ。。。
